飲食店を開業するにはいくら必要?費用を抑えるポイントも解説

飲食店を開業するにはいくら必要?費用を抑えるポイントも解説-HSMJapan

2022年08月31日

飲食店を開業したいと考えている方にとって、まず考えなければいけないのが開業やその後の営業に必要となる資金の調達です。全額を自費でまかなうことは難しく、多くの人が金融機関からの融資を受けています。

ただ、融資を受けられるとしても返済が必要となるため、どれぐらいの資金が必要なのかを把握し、借入を少なくすることも考えなければいけません。

そこでこれから飲食店を開業しようと考えている方のために、必要となる資金の相場や費用を抑えるためのポイントを詳しくご紹介します。

小さい飲食店をはじめたい!開業費用の相場は?

開業費用の相場は、1,000万円前後となっています。これは日本金融公庫が毎年アンケート調査をしている「新規開業実態調査」の数字ですが、500万円未満で開業する人が全体の40%を占めています。

さらに金融機関からの借入などにより、開業時の資金調達額の平均は1,177万円となっています。開業にかかる資金に加えて、開業してからの運転資金も必要となることも考えると、自己負担で全てをまかなうことは難しいと考えておく必要があるといえるでしょう。

開業までの流れを解説

飲食店を開業する場合、資金調達も大切ですが開業準備も並行して行っていく必要があります。そこで開業までどういった流れで進めていかなければならないのか、その流れを見ていきましょう。

事業計画の作成

開業前に必要となるのが「事業計画書」の作成です。一般的には融資を受けるために金融機関に提出が必要な書類とされていますが、それだけが目的ではありません。

飲食店は競合する店が多く、どういった店にしたいか、どのような顧客をターゲットとするのか、ビジネスプランを明確にする必要があります。さらに開業したあとの資金繰りを明確にするためにも、事業計画を立て、明確な数字を言語化した書類にすることが必要不可欠なのです。

必要な資格の取得

飲食店経営に必要となる資格を取得しておくことも必要です。飲食店経営の場合、必須なのは食品衛生責任者と防火管理者(収容人数30名を超える店舗が対象)の2つです。

栄養士や調理師、製菓衛生士などの有資格者は講習を受けなくても食品衛生責任者になることができます。また保健所に食品営業許可の届出、消防署に火を使用する設備等の設置届出書の届出も必要となります。

店舗の規模や提供するメニューによってどのような資格や届出が必要なのか、事前に確認しておきましょう。店舗ではなくキッチンカーを使った移動販売を考えているなら、「キッチンカーを開業するには何から始める?出店までの流れを解説」のコラムが参考になりますので、ぜひご覧ください。

キッチンカーを開業するには何から始める?出店までの流れを解説

資金作り

開業時に加え、店を経営していく運転資金として、資金作りも事前に必要です。運転資金は毎月の売上でまかなえると計画をしていても、実際に手元に届くまではタイムラグが発生するため簡単ではありません。

そこで必要となるのが金融機関へ融資を依頼することです。融資を受けるためには、どれぐらいの金額を借りたいのか、借りたお金をどんな目的で使用するのか明確にしなければなりません。

また融資が決定するまでの審査期間も考えておく必要がありますので、早めに計画を立てておくことが大切です。

融資を受けて開業することができる

融資を受けると聞くと、会社や大きな団体でなければ難しいと考えてしまうかもしれませんが、個人事業主でも融資を受けることは可能です。

中小企業や個人事業主を対象に出資している日本政策金融公庫や自治体の補助制度を利用することもできます。詳しくは「個人事業主の資金調達方法とは」のコラムをご覧ください。

個人事業主でも融資可能?資金調達の方法を解説!

開業費を抑えるコツを解説

開業費は融資を受けられるといっても、返済の負担を考えるとできれば借入金は少なく抑えたいものです。そこで開業費を抑えるために知っておきたい3つのコツについて詳しくご紹介します。

事業計画の見直し

開業費を抑えることができるかどうか、まずは事業計画を見直してみましょう。飲食店の開業にあたっては、他の店舗との差別化や特色を出すことを考えてしまいがちですが、無理のある計画になっていることがあります。

無駄を省くことで開業にかかる費用を抑えることが可能です。できれば第三者に計画書を見てもらい、無駄や不要なものがないかどうかアドバイスしてもらうといいでしょう。

コストを抑えた物件選び

開業資金の多くを占める物件にかかる費用を見直すことも、費用を抑えることにつながります。物件には内装や外装をなくし躯体だけになっているスケルトン物件と、設備や内装がそのままになっている居抜き物件があります。

自由に手を入れられるスケルトン物件は魅力ですが、その分費用もかさみます。費用を抑えられる居抜き物件を上手に選びましょう。

中古品の導入

備品や厨房設備は、中古品を利用することもコストカットにつながります。居抜き物件の場合は、元からある設備を再利用できるメリットがありますが、故障している可能性もあります。

再利用できるものはそのまま使い、追加で必要な設備は中古の厨房機器を取り扱っている店舗で購入するといいでしょう。また内装は自分でDIYすればコストカットになるだけでなく自分らしい店にすることができます。

まとめ

飲食店の開業は少ない資金でも可能ですが、開業後の運転資金を考えると融資を受けておくことが必要となります。

ただ、事業計画書の作成など、初めての開業準備では戸惑うことも少なくありません。HSMJapanでは、個人事業主の方への融資だけでなくコンサルティング事業も行っています。開業でお悩みのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。